パラスポーツ

【デフリンピック】とは?わかりやすく解説します!

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「デフリンピックを知りたい方へ
また、障がい者の方で、パラスポーツに興味がある方、参加してみたい方へ」

突然ですが、皆さん「デフリンピック」はご存知でしょうか?

オリンピックやパラリンピックは知っているけど、デフリンピックって聞いたことない、初めて聞いたって方が多いと思います。

そこで、本記事では、

Check List

この記事でわかること

 デフリンピックとは何か

 パラリンピックとの違いは何か

 競技種目はどんなのがあるのか

 次はいつ、どこで、デフリンピックが開催さるのか

をお届けします!

ちなみ2014年に日本財団パラリンピック研究会が行った調査結果では、

国内でのデフリンピックの認知度は11.2%です。

パラリンピックの認知度98.2%と比べるとまだまだ低いのが現状です。

デフリンピックって聞いたことあるけど、なんだろう?

なんかニュースやインターネット記事でみたことあるけど、実際何の大会だろう?っと思った方は、是非最後まで読んでみてください!

デフリンピックとは→【結論】耳が聞こえない人のためのオリンピック

デフリンピックとは→【結論】耳が聞こえない人のためのオリンピック

始めに結論から書くと、

デフリンピックとは、ろう者(耳が聞こえない)のためのもうひとつのオリンピックです。

デフ(Deaf)とは、英語で「耳が聞こえない」という意味。それとオリンピックを合わせた言葉になります。

オリンピックと同様に夏季と冬季の両方で開催され、世界中から選手が集まり、様々なスポーツで、競技を行います。

1924年にフランスのパリで最初の大会が開催されたことに始まります。聴覚障がい者スポーツの国際的な競技場として、そして聴覚障害者の社会参加と平等を促進する目的で設立されました。

当初は数カ国からの選手が参加しましたが、今では、世界中から数千人のアスリートが集まる大規模なイベントへと成長しました。

デフリンピックのロゴの意味は

「手話」「ろう文化」「結束と継続」といった強い要素がこのロゴマークに集約されています。

ロゴマークの中央は「目」

赤色、青色、黄色、緑色はアジア太平洋、ヨーロッパ、全アメリカ、アフリカと4つの地域連合。

デフリンピックの競技一覧

では、デフリンピックには、どんな競技があるのでしょうか。

以下に一覧表をまとめました。とくにオリンピック種目と差異はないように感じますが、それぞれ特有のルールがあります。それについては次の項目でお伝えします。

サムスン2017 デフリンピックの夏季大会種目参考

種目
陸上
バドミントン
バスケットボール
ビーチバレーボール
ボウリング
自転車
サッカー
ゴルフ
ハンドボール
柔道
空手
マウンテンバイク
オリエンテーリング
射撃
水泳
卓球
テコンドー
テニス
バレーボール
レスリング(フリースタイル、グレコローマン)

ハンティ・マンシースク2015 デフリンピック冬季大会種目参考

種目
アルペンスキー
クロスカントリースキー
スノーボード
カーリング
アイスホッケー

デフリンピックの特徴の1つに、競技中に音声によるスタート信号や指示が使われないことです。

デフリンピックの特徴:オリンピックとの違いは?

種目を見ると、オリンピック競技と変わらないですね。

では、ルールに違いはあるのでしょうか?

ルール自体は同じですが、主に大きな違いが3つあります。

  • 参加資格の違い
    オリンピック:特になし
    デフリンピック: 普通の会話ができない人(両耳で55デシベル以上の聴力損失)
  • スタート信号
    オリンピック:音声によるスタート信号
    デフリンピックで:光信号や視覚的な手段
  • コミュニケーション
    オリンピック:特になし
    デフリンピック:手話

代わりに、光信号や手信号が使用され、これにより聴覚障害のあるアスリートが平等に競技に参加できるようになっています。

また、コミュニケーションは手話や筆談を通じて行われ、国際手話が使用されています。

ちなみに、オリンピックと組織団体は違います。

  • オリンピック: 国際オリンピック委員会(IOC)
  • デフリンピック: 国際デフスポーツ委員会(ICSD)

【大会情報】→2025年に東京でデフリンピックが開催されます!

【大会情報】→2025年に東京でデフリンピックが開催されます!

次のデフリンピックはいつ開催されるのか?

なんと!

実は2025年に東京で開催されることになりました!

デフリンピックが開催されるのは日本では初めてになります。

しかも1924年の第1回デフリンピック開催から100周年を迎える記念すべき大会です。

以下簡単に大会の概要と競技一覧をまとめました。

2025年

東京デフリンピック概要

項目内容
目的デフリンピックやデフスポーツへの理解を深め、障害の有無にかかわらず共にスポーツを楽しむ共生社会の構築に貢献すること。
大会ビジョンデフアスリートが主役となり、最高のパフォーマンスを発揮できるように準備を進め、デフリンピックやデフスポーツの魅力や価値を発信し、普及・啓発に努めること
大会期間2025年11月15日~26日(12日間)
◾︎開会式 : 11月15日
◾︎閉会式 : 11月26
参加国70~80か国・地域
選手数約3,000人
大会エンブレムの意味は

テーマは、人々の繋がりを意味する「輪」。花は桜の花弁をモチーフ

デザインは、デフコミュニティのシンボルである「手」

デフリンピックを通して、互いの交流やコミュニティが「輪」のように繋がった先に、新たな未来の花が咲いていくことを表現

【YouTube】動画

YouTubeでも東京2025デフリンピックについて、配信中されています。

聴覚障がい者の学生がエンブレムに込めた想いとは?

まとめ

まとめ

今回はデフリンピックとはなにか?についてまとめて見ました。

ポイントしては、

ポイント
  • デフリンピックとは、耳が聞こえない人のためのオリンピック
  • デフリンピックとオリンピックにルールや競技にあまり違いなし
  • 2025年に東京でデフリンピックが開催される

デフリンピックではなく、聴覚障がい者の競技は随時行われています!

それについては大会情報ページをご覧ください。

選手たちの情熱が広がるフィールドに是非一度足を運んでみてください!

参考文献

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