パラスポーツ

【スペシャルオリンピックス】とは?わかりやすく解説します!

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「スペシャルオリンピックスとは何か知りたい方、
また、障がい者の方でパラスポーツに興味がある人、参加してみたい方へ」

突然ですが、皆さん「スペシャルオリンピックス」はご存知でしょうか?

オリンピックやパラリンピックは知っているけど、スペシャルオリンピックスって聞いたことない、初めて聞いたって方が多いと思います。

そこで、本記事では、

などをお届けします!

ちなみに、日本財団パラスポーツサポートセンター パラリンピック研究会の調査によると、スペシャルオリンピックスの認知度は

18.6%

でした。デフリンピックと同じで、まだまだ認知度が低い分野ではりますが、この記事で、スペシャルオリンピックスについて少しでも理解が深まれば嬉しいです!

スペシャルオリンピックスとは→【結論】知的障がい者の国際的なスポーツ運動

始めに結論から書くと、

スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障がい者の国際的なスポーツ運動です。

知的障がい者が、スポーツを通じて、自己実現を図り、社会的スキルや自信を高めることを目的としています。

もちろん、4年に一度オリンピック同様、4年に1度夏季、冬季の世界大会が開催されます!

夏季 2023年 ベルリン大会

冬季 2025年 トリノ大会

1:【歴史】スペシャルオリンピックスの特徴→ユニス・ケネディ・シュライバーが全ての始まり!

初めに、スペシャルオリンピックスの歴史から見て見ましょう。

スペシャルオリンピックスがいつから始まったのか。

それは1962年に故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が、自宅の庭を開放して開いたデイ・キャンプがスペシャルオリンピックスの始まりです。

なぜ、彼女はこのような活動を始めたのかというと、彼女の姉ローズマリーには、知的障がいがあったからです。

全米の小さな取組から始まった物語は、1968年に正式に組織化されました。


現在、世界174カ国で約520万人のアスリートと110万人以上のボランティアが参加しています。

2:スペシャルオリンピックスの特徴→ユニファイドスポーツの取り組み

スペシャルオリンピックスの特徴として挙げられるのが、ユニファイドスポーツという独自のプログラムです。

このプログラムは、知的障がいのあるアスリート(スペシャルオリンピックスのアスリート)と健常者(パートナー)が一緒にチームを組んでスポーツを行うことを指しています。

目的は、共にスポーツを楽しむことを通じて、障がいの有無に関わらず人々が互いに理解し合い、尊重し、共に生きていく社会をつくるきっかけづくりをすることです。

参加者にとっての社会的な交流の場を提供するだけでなく、チームワーク、友情、スポーツマンシップを育む機会をもたらし、社会全体のインクルージョンを促進する効果が期待されています。

3:【地域密着】スペシャルオリンピックスの特徴

スペシャルオリンピックスの特徴の一つに、地域ごとに組織が別れて活動をしています。

現在は 47 都道府県全てに活動が広がり地区組織が設立され、全国で約 8,500 人のアスリートと 13,000 人以上のボランティアが参加しています。

スペシャルオリンピックスの競技一覧:夏季 17 競技/冬季 7 競技

季節競技
夏季競泳、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ボッチャ、ボウリング、馬術、サッカー、ゴルフ、体操競技、ソフトボール、卓球、テニス、バレーボール、自転車競技、柔道、フライングディスク
冬季アルペンスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、スノーシューイング、ショートトラックスピードスケート、フィギュアスケート、フロアホッケー

【障がい者の方へ】スペシャルオリンピックスに参加するには

スペシャルオリンピックスに参加するには、知的障がいを持つ子ども(6歳以上)や大人を対象としています。

また、以下の条件があります。

  • 機関や専門家により、先天的な知的障害があるとされていること
  • 標準的な知能検査により知的な遅れが確認されていること

※スペシャルオリンピックスホームページ,アスリートになる 参照,(https://www.son-tokyo.or.jp/athlete/#conditions

詳しくは上記URLを参考にしてください。

【大会情報】→ナショナルゲーム(全国大会)・4年に1度の祭典がある!

スペシャルオリンピックス日本では、各都道府県の地区選手団が参加する夏季、冬季のナショナルゲーム(全国大会)を4年に1度、開催しています。

知的障がいを持つアスリートたちが参加する国内最大級のスポーツイベントです。

直近では2024年冬季長野大会が行われました!

また、直近3大会の大会情報を表に作成しました。ご参考までに。

▼スマートフォンでは横スライドが可能です

年月大会名開催地アスリート数パートナー数コーチ他
2016年2月第6回 冬季ナショナルゲーム新潟614名329名
2018年9月第7回 夏季ナショナルゲーム愛知996名4名602名
2020年2月第7回 冬季ナショナルゲーム北海道※新型コロナウイルス感染症拡大により開催中止
2022年11月第8回 夏季ナショナルゲーム広島787名39名482名
引用,スペシャルオリンピックスHP,大会・競技会について,https://www.son.or.jp/business/activity-game/

【動画】 YouTube

YouTubeでもスペシャルオリンピックを配信しているところがあります。

今回はJ-WAVE CHANNELさんのチャンネルからスペシャルオリンピックスの理事を務めている有森裕子さんの対談動画を載せさていただきました。

短い時間でわかりやすい内容になっていますので、是非ご覧ください。

まとめ

ここまでスペシャルオリンピックスとはなにか?についてはお伝えしていきました。

オリンピックやパラリンピックと大きく違う点は、競技を競っていくことよりも、健常者や障がい者が一緒に共に生きていくことを推奨されている点です。

ユニファイド活動によって、健常者と障がい者の分断をなくそうとしているのは素晴らしい取組です。

この機会に皆さんも是非一度、ユニファイドスポーツをして見ませんか!

参考文献

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